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■2020/3/20(金) 小説 / 6:10pm


K200320


珍しく小説を読んだ。

瀬戸内海に浮かぶ島にあるホスピスが舞台。
若い人から老いた人まで老若男女、いろいろな人が最期の日々を送る。
穏やかな時が流れ、あたたかい雰囲気の中で、
こんな死を迎えられたらいいな。

誰でも想った事があるのではないでしょうか?1度、2度くらい、
もし余命のない状況になったら、ホスピスってどうかな、と。
その理想を崩さず、むしろあっさり超えてしまうほど優しい小説だった。

随所に美味しい香りがする。
本題のおやつ、葡萄、レモン、食事…。
食べる事が好きなので、その部分も良かったなあ。

おやつは、やっぱり、目にも心にもメルヘン。
本の中では「心の栄養、人生へのご褒美」と表現されている。
ほんとだ。
これからは、むさぼらず、量より心の栄養として、ゆっくり楽しみたい。

何度も涙がこぼれてしまった。
ちりばめられたモノが、私の育った環境と重なるのだもの。
そして、父の最期もオーバーラップし、たまらなかった。

「死んだ人は光になる。今度は光になって私達を照らしてね。」

そう言えば、父を荼毘に付した日の夕刻、空にひときわ輝く星をみた。
姉とは別々の場所にいたのに、同時にその星に気が付いて、
LINEで、

 「あかるい星が出ているね。きっとお父さんだよね。」

なんて、リケジョ姉妹なのに、非科学的なやりとりをしたのを思い出した。

 

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